営農型農業のメリット

What's eino-gata?営農型農業とは？

営農型農業とは、農地の上部に太陽光発電のパネルを設置するなど農業を営みながら発電を同時に行う取り組みです。2013年から導入が認められるようになった制度で、導入する農家は年々増加しています。
パネルによって農地が一部遮光されるため、日陰でも育ちやすい野菜や観葉植物、果樹の栽培が多くなされています。

営農型農業は、地域にも農家にも
メリットがたくさん！

メリット01

収穫時期や天候に収入が左右される農業では、安定的な収入源を得ることが重要になります。
営農型農業では、通常の農業による収入に加えて、売電収入を得ることができ、年間を通じて安定的に利益を上げることができます。
また、地域産業に売電することで電力の地産地消を実現することが可能です。

メリット02

農業では農作業機械などで多くのエネルギーを必要としますが、営農型農業で発電したエネルギーは、農業で使うことでコストの削減にもなります。例えば、ハウスの暖房等や水耕栽培の揚水ポンプの電力、イネの乾燥などで利用している事例があります。

メリット03

現在、高齢化や労働力不足、後継者不足などから耕作放棄地が増加しています。一方、これらの耕作放棄地は食料自給率の確保という点から他用途へ転用させる制限が厳しいため、荒廃農地として残ってしまうのです。そこで、営農型農業を導入することで土地を有効活用することができると期待されています。

営農型農業で活用する太陽光発電は、エコで環境にも優しい電力です。
農林水産省では、営農型農業は6つの目標にコミットすると公表しています。

7エネルギーをみんなにそしてクリーンに

9産業と技術革新の基盤をつくろう

11住み続けられるまちづくりを

12つくる責任つかう責任

13気候変動に具体的な対策を

15陸の豊かさも守ろう